お世話になっております。
㈱湘南工務店、代表取締役の髙石です。
6/27(火)、本日は大磯町にて施工させて頂いた際に確認された、ベランダ下軒天井部分の雨漏り⇒腐食に関しての投稿をさせて頂きます。
あまり気にされていない方がほとんどなのですが、ベランダの下側の天井になる部分…黒くシミになっている事が多く有ります。
上記画像の雨染みは、かなり進行が進んだ画像となりますが、最初は本当に小さなシミから始まります。白くシミが完全に付かずに線になっている箇所は、ベランダ軒天の白い板(珪酸カルシウム板)を止めている下地の材木になります。珪酸カルシウム板と密着している為、その箇所に水は流れ込みません。
水では無く、結露の可能性も多いに有りますが、何かしらの原因で水分が発生し雨漏りを引き起こしています。
新築専門業者や、建元さんに調査してもらうと。
私の経験上、80%の方が吹き溜まりになっているので埃が付いているだけと回答する事がほとんどです。
少し開口した、雨樋集水器付近を見てみましょう。
住宅が軽量鉄骨の為、被害は広がっていませんでしたが、木造住宅の場合はこの様には行きません。
もっと腐食が広がり、大変な事になってしまいます。
上記画像の部分は、ハンマーやバール使用せずに簡単に解体する事が出来ました。
他箇所の材木に関しても腐食をしていましたが、住宅全体像が見えてしまうので控えさせて頂きます。
この様になってしまう原因は幾つか有ります。
ベランダ下軒天井部分が雨漏りしてしまう理由!
①ベランダ上部笠木からの雨水
※ベランダの布団を掛けたり手を乗せたり出来るアルミ部分の事を笠木と言います。
②ベランダ外壁ひび割れや、目地部分からの雨水
※目地からの侵入は場合によりますが、ひび割れからは太ければ入ります。
③住宅内部と外部での寒暖差による結露
※暖房や冷房をしようすると、内気と外気の温度に差が出ます。その為に結露が発生します。
④雨樋連結部分の劣化
※ベランダの上部に集水器が有るのですが、ベランダ内部で外部へと連結されているので、接着剤等の効果が切れてしまった可能性や、元々のハメ込みが浅く抜けかけている状態も有ります。
上記に記載したのは、良くあるケースです。
その他、住宅の形状によって他の形で雨漏りが発生する場合も御座います。
ベランダ下の雨染みが確認出来たら。
早めの点検をお勧めいたします。
その際に、埃です。と言う返答には十分注意して下さいね。
腐食してしまってからだと修繕費用が高騰してしまいますので、早めの解決をお勧めいたします。