お世話になっております。
(株)湘南工務店、代表取締役の髙石です。
2024/3/11(月)、本日は引き続き秦野市にて施工させて頂いているマンション内装工事から『新規フローリング張り』の投稿をさせて頂きます。
先日、間仕切り壁解体の様子を投稿させて頂きましたが、その他部分に関しての解体も進めておりました。
既存床部分の解体も完了したので、新しいフローリングを張って行きます。
防音フローリングについて!!
一般宅と違い、マンションのフローリングにはL値(えるち)と呼ばれる遮音性能が求められます。
L値には80~40迄の等級が定められていて、数値が小さい程等級が高くなります。
つまり、数値が低い程『遮音性能が高く』なります。
遮音性能が付与されていれば何でも良いと言う訳では無く、各マンションによって遮音性能の指定等級は違います。一般的には45以上のL値が求められる事がほとんどとなります。
45以上と聞くと、50とか55を想像してしまいますが、数値が低くなればなるほど遮音性は高くなりますので、45以上=40が高い指定数値となります。遮音性能の最大値が『40』となりますので、最大値に近い遮音性能が求められています。
近隣トラブルを防ぐ為に、必ずしも必要な条件となります。
下地(木)の上に張る!土間の上に張る!
大体がこの2種類の施工方法となります。
今回は土間の上に直接張る工法となりますので、施工状況を確認してみましょう!!
上記画像の箇所に新しいフローリングを張って行きます。
フローリングを張る箇所に専用のボンドを流して行きます。
硬化不良や接着されない箇所を無くす為、専用のヘラでボンドを広げます。
キレイに張り上げる事が出来ましたね。
ちなみに画像右側上下に曲がった線の様になっているフローリング箇所が御座いますが、余材が上に乗っているだけですので曲がって張っている訳では御座いません。勘違いしてしまいそうな画像ですみません。
遮音性能が付与されたフローリングは柔らかい。
マンションに住んでいる方には分かると思いますが、歩き心地がとても柔らかく感じます。
戸建てに住んでいる方からすると、少し嫌な感じがするかも知れませんね。
しかし、とっても重要な事になりますので仕方がありません。
遮音性能付きフローリングの張り方注意点!!
現在マンションに住まれている方は、必ずフローリングに遮音性能が付与されています。
古いマンションですと、バリアフリーになっていない所も多く有りますので、リフォームの際に既存のフローリングに対して重ね張を進めてくる業者さんもいます。
しかし、遮音性能付きフローリングの張り方説明に、『重ね張り』は入っておりません。
既存のフローリングが『L45』の遮音性が付与されているから、その上に『L45』のフローリングを張れば性能が高まる!単純にそう考えられますよね!?確かに、遮音性能自体は高まるかも知れませんが資材説明書きに『重ね張り』に関する表記が掲載されていません。
私の知り合いの業者が元請けに『重ね張り』する様に頼まれたそうなのですが、下階の人からのクレームで裁判沙汰となり大変な事になっているとの事でした。
その他、工事には色々なやり方が御座いますので、後々問題が起きない様に施工する事が大切ですね!
マンションリフォームや戸建リフォームをお考えの方、お気軽に弊社に御相談下さい。
何卒、よろしくお願いいたします。