お世話になっております。
(株)湘南工務店、代表取締役の髙石です。
2024/2/27(火)、本日は引き続き大磯町で施工させて頂いている外壁・屋根塗装工事(内装工事含む)から『屋根研磨作業』の投稿をさせて頂きます。
今回塗装させて頂く屋根は『金属屋根(ガルバリュウム鋼板)』です!
ガルバリュウム鋼板ってメンテナンスフリーじゃないの?と思われる方も多いと思います。
近年販売されているガルバリュウム鋼板を使った屋根材は、改良に改良を重ね素晴らしい資材へと進化いたしましたが、発売当初のガルバリュウム鋼板は素地が良くても塗膜が完璧で無い物が多かった事から塗装を必要としてしまいます。だからと言って単純に高圧洗浄後に塗装を塗る事は塗膜剥がれの原因に繋がります。ガルバリュウム鋼板だけでは無く、金属系の素材で鉄やアルミ、ステンレス等も水分が染み込まない事から、塗装の難しさが出てしまう資材となります。
では、どうすれば塗装がしっかりと付着するのか?
とにかく研磨する事です!!
ペーパーで素材を研磨する事で、金属系資材の表面に僅かですが凹凸を作り出す事が出来ます。
液体を吸収しない分、吸着する様に表面を仕上げて行く事が大切なんです。
ペーパーを使ってとにかく研磨!この作業でしっかりとした塗装下地を作成して行きます。
昔の住宅はトタン(ナマコ板)を外壁に使用している場合も多かったのですが、今はあまり見かけません。研磨を疎かにしてしまった金属系素材への塗装が日焼けの皮が捲れる様に剥がれてしまっているのをたまに見かけます。研磨を疎かにすると塗膜の吸着が1年経過せずに剥がれて来る事がほとんどです。
御自身の住宅で、金属系素材への塗装を御願いする時は十分に注意して下さいね!!
弊社は画像の様に、目で確認する事の出来ない箇所までしっかりと研磨します。長年溜まっていた錆が沢山取れていますね。
『下地処理』と言われる施工段階になるのですが、仕上げよりもよっぽど大切な作業となって来ます。
塗装される塗料のメーカー塗膜保護想定年数が10年だったとしても、『下地処理』をしっかり行わないと半分の『5年』経過せずに剥がれて来てしまう事があります。
『下地処理』は本当に重要な工程ですので、施主様も注意する必要が御座います。
その作業をしているのか?していないのか?施主様自身が作業を確認する事がとても難しいので、画像の提出を希望したり、書面での内容確認を怠らない様にする事が大切です。
『塗装工事』を頼むと、『塗装』がメインになりがちですが、その前の作業『高圧洗浄』や『研磨作業』等の『下地処理』が塗料本来の対応年数を発揮するのに大切な作業となります。
頭の片隅に置いて頂けると幸いです。
住宅外装部分の工事をお考えの方は、お気軽に弊社に御相談下さい。
何卒、よろしくお願いいたします。