お世話になっております。
(株)湘南工務店、代表取締役の髙石です。
2024/1/14(日)、本日は平塚市にて施工させて頂いた外壁腐食部修繕工事から『解体作業』の様子を投稿させて頂きます。※この施工は昨年末に行われた工事となります。
雨漏りによる腐食…
皆さん、『フラワーボックス』って聞いた事は御座いますか?またの名を『サービスバルコニー』と呼んだりもします。
大きさは各家違いますが、住宅2階の窓の下側に人が出ようと思っても難しい位の幅のバルコニーがある家が稀に御座います。『フラワーボックス』『サービスバルコニー』とは下記画像の部分の事を指します。
※フラワーボックス:サービスバルコニー
今回、外壁塗装の段階で『フラワーボックス』部分に異常を感じましたので調査をいたしました。
良く見ると、笠木が取り付けられていませんね。モルタル下側の防水処理が余程強固に行われていないと雨が降るだけで水を吸い込んでしまう形状となります。
塗装工事専門店が施工に入っていた場合、この様な状況に気が付く事はありません。
弊社は工務店ですので、塗装工事とは全く関係の無い部分にも神経を研ぎ澄ませます。
施主様から了解を頂き、解体作業に入ります。
※解体作業(上張り部分解体)
天気が良い日が続いていたのですが、壊してみると中は水分でビショビショでした。
防水紙(タイベック)が水分によって歪んでいるのが良く分かります。
では、横張り部分を解体してみましょう。
※解体作業(横張り部分解体)
かなり水分の影響を受けてしまっています。ここまで雨水が浸透してしまっていると木部への影響が気になります。
※下地木部
完全に材木が腐食してしまっています。
簡単に手で壊す事が可能な状態です。
最初の画像では、中身がこんな状態になっているのは一切分からないと思います。
皆様が分からないのと一緒で、塗装屋さんは分かりません。何故ならば、塗装を専門としている職種だからです。もちろん、大工工事に詳しい塗装職人さんもいらっしゃいますが、弊社の様に細かい調査・点検を行わないのが普通です。
では、何が恐ろしい事なのかをお話しします。
雨漏り、木材の腐食…これはどう考えても恐ろしい事なのですが、それ以上に不味いのは…
腐食に気が付かないで、塗装工事を終えてしまう事!!
本当に恐ろしいのは気が付かない事なんです。
現時点でかなりの腐食が発生していますが、塗装工事を終える事で施主様の住宅への意識も下がります。気にしていた家がキレイになっているので、意識しなくなる事は当然ですよね。『これで10年は大丈夫』絶対に皆さんそう思います。
しかし、腐食は進行します。
今回は発見が早かったので、『フラワーボックス』『サービスバルコニー』部分のみで済みましたが、年数が経過すると溢れ出した水分が『柱・梁等』の『住宅躯体部分』へと広がってしまいます。
それが何を意味するかと言うと、『お金を掛けてせっかくした塗装』が無駄になってしまいます。
弊社の基本的な考えの中に、『施主様が修繕する為にお金を掛けた以上、その施工を無駄にしたくない』と言う思いが常に御座います。
せっかくリフォームしたのだから、対応年数分しっかりと機能する様にしないと意味がありません。
どんな工事をするにしても、一つの見落としが後の大きな危険に繋がります。
弊社は、細部まで調査し施主様の家を守る為に全力を注がせて頂きます。
塗装屋は塗装、水道屋は水道、電気屋は電気…と専門的な知識を各部分で極めているのが職人です。
弊社は、全ての知識を取り揃えて施工させて頂きますので、返答出来ない事が御座いませんし、気が付かない事も御座いません。
施主様が修繕に掛けた費用が無駄にならない様、全力で施工対応させて頂きます。
住宅の事でお悩み事が御座いましたら、お気軽に御相談下さい。
何卒、よろしくお願いいたします。