屋根葺き替え工事!※太陽光一時撤去

2023/08/03

お世話になっております。

(株)湘南工務店、代表取締役の髙石です。

8/2(水)、本日は平塚市にて施工させて頂いている屋根葺き替え工事が開始いたしましたので、ブログ投稿させて頂きます。

太陽光が屋根の上に乗っているお宅はまず…

太陽光パネルを一時的に取り外します。

屋根の両側に太陽光が乗っているので、結構な枚数になります。

太陽光パネルの下側の架台がどのようになっているのか?あまり見れる部分では無いと思いますので、画像を見ながら説明させて頂きますね!

屋根に対して、直に架台が取り付けられています。

太陽光パネルの枚数が沢山乗せられている程、架台の本数も多くなります。

実はこの架台が、雨漏りの大きな原因になります。

架台を取り付ける前に、ボルト固定を行う箇所に墨出し(印付)を行い、予めコーキングを打設しておきます。その上に架台を並べて、上部からボルトで固定します。

この黒い点々が、コーキングです。全てのコーキングが効力失い、ボルトと屋根の感覚に隙間が出来ていました。

これだけ多くのコーキングの痕が見られます。では、これの何がダメなのでしょうか?

黒い点々の数だけ、屋根に穴があいてしまっています!

コーキング対応年数7~10年程で、場所により差が出ますが太陽光パネルの寿命よりも遥かに短い年数となっています。今回は屋根葺き替え工事ですので、パネルを全て外す必要が御座います。

しかし、屋根塗装の場合でも本来は太陽光パネルを一度外して作業をする必要性が御座います。

なぜなら、太陽光パネルの下側のコーキングは、経過年数により意味が無くなってしまっているからなんです。例えば、上記の住宅で屋根塗装を行った場合、塗れる箇所はほとんどありません。

放置してしまうと、コーキング劣化ボルトの穴から少しずつ雨水が浸透し、屋根の下地を痛めて行きます。

太陽光パネルを乗せる時や、屋根塗装を行う前に施主様が良く言われる事

①太陽光パネル業者の話…

太陽光パネルが屋根の上に乗っているので、その部分の屋根は太陽の直射が当たりません。屋根は傷まないので大丈夫です。塗装はしなくても平気ですよ!雨漏りもしない様にしっかりと処理しておくので大丈夫です。

②塗装屋さんの話…

太陽光パネルを外すのはお金が掛かるし、外す時に壊れてしまうかも知れない。太陽光パネルのお陰で痛んで無いから、見えてる所だけ塗装してあげましょう。手が入る所まではちゃんと塗っておきますよ!

全てでは御座いませんが、上記の内容を良く耳にします。

確かに、太陽の光はパネル部分が屋根の日傘となるので、直接的に太陽光が当たる事はありません。

しかし、雨はどうでしょう?もちろん太陽光パネルの下に流れ込みます。金属屋根以外の屋根材は、多少なりとも雨水吸い込みます。本来は、太陽の光が当たる事で乾きます。

太陽光パネルが乗っている事で、雨に濡れた屋根材は乾燥しません。

上記画像のお宅はアスファルトシングルと言う屋根材が使用されているのですが、陽の光が当たる部分よりも太陽光パネルの下屋根材の方が骨材に痛みが出ていました。

住宅にとって、屋根はとても大切な部分となります。塗装を行う際でも、太陽光パネルを一度外してからコーキング等の補修を行い塗装する事をお勧めいたします。

屋根葺き替えの場合、弊社は穴はあけません。

キャッチ工法と言うやり方を使って、屋根に穴をあけず挟み込む工法を利用します。

塗装の場合は、必ずパネルの脱着を推奨いたします。

確かに、パネルの脱着にはそれなりの費用が掛かります。しかし、傷んだ屋根をそのままにしておくことは出来ませんので、必ず御提案はさせて頂きます。

お金が掛かる事ばかり…と思われてしまうかも知れませんが、後程のリスクを考えると安い物だと思います。

何か工事に着手する際に、知っておいた方が良いポイントとなります。

太陽個パネルを利用されている住宅の方は、手直しの際に業者選びは慎重に行って下さいね。

何卒、宜しくお願いいたします。