お世話になっております。
(株)湘南工務店、代表取締役の髙石です。
2024/4/21(日)、本日は平塚市にて施工させて頂く屋根葺き替え工事※工事前既存屋根洋瓦の投稿をさせて頂きます。
今回の投稿では、なぜ?屋根の葺き替えが必要となってしまったのかを簡単に御説明させて頂きます。
屋根葺き替え工事へと至った経緯は『雨漏り』となります。
『雨漏り』と言っても室内へ水が出て来てしまう皆様が想像される雨漏りとは少し異なります。
正確には、『屋根下地への雨漏り』が発生しておりました。
まず、既存屋根洋瓦の画像をアップさせて頂きますので御確認下さい。
※既存屋根洋瓦
パッと見て、普通の洋瓦でどの部分が雨漏りしているか?何て分かりません。
専門的に仕事をしている私達もただ単に見上げるだけでは雨漏りのリスクを知る事は不可能な状態です。では、なぜ?雨漏りの可能性を確認出来たか?
隣の住宅の屋根一部が落下してしまったからです。
当然、建元さんが同じの隣の家にも同じリスクを感じたので点検をさせて頂きました。
点検の為、屋根の一部分を持ち上げて見ると…
防水紙が破れ、瓦棒や野地板も腐食し穴が開いてしまっていました。
洋瓦は、雨水が入りやすい構造にはなっています。その状態を防ぐ為に『雨押え』と言う役物を使用し雨水の浸水を防ぐ事が出来ます。今回の雨漏りの原因は『雨押え』が取り付けられていなかった事…となります。
新築引き渡し時点で気付く訳も無く、普通に暮らしていただけなのですが、経年と共に屋根は少しずつ傷んでいました。
『雨押え』等と言う役物が入っているか?入っていないのか?、知るはずの無い施主様達が確認出来るはずはありません。
建築関係の仕事をしていたとしても、屋根に通ずる仕事をしている人間にしか分からない事になります。中には詳しい人も居ると思いますが、『雨押え』が入っていない何て夢にも思いません。
痛みの画像は一部分ですが、その他箇所にも影響は御座いました。
この雨漏りの影響からの腐食を改善するべく、屋根葺き替え工事へと至ってしまいました。
どんな理由から工事へと発展するかは分かりません。しかし、時を間違えるとかなりの大事になってしまう事は事実です。
出来るだけ早め、細かい周期での住宅点検を推奨させて頂きます。
住宅の事で気になる事が御座いましたらお気軽に御相談下さい。
ただ聞いてみたいだけ!そんな理由でも大丈夫です。弊社は真摯に対応させて頂きます。
大切な住宅を守る為、無駄な資金を掛けない為、何卒よろしくお願い申し上げます。