屋根葺き替え工事!※既存屋根⇒解体⇒下地⇒防水紙

2023/11/30

お世話になっております。

(株)湘南工務店、代表取締役の髙石です。

11/29(水)、本日は引き続き平塚市にて施工させて頂いている外部改修工事(屋根葺き替え及び外壁塗装工事)から『既存屋根(洋瓦)⇒解体撤去⇒野地板張り⇒防水紙』作業の投稿をさせて頂きます。

まずは、既存屋根『洋瓦』を見てみましょう!

『洋瓦』と言うだけあって、使用されている住宅洋風仕上げられている事がほとんどです。

可愛らしい感じの住宅になりますね!

しかし、その可愛らしい見た目とは裏腹修繕への意識の持ち方や維持する費用に関しては優しくありません。今回はその説明を省かせて頂きます。別の投稿の際に細かく説明させて頂きますね!

既存の洋瓦をどんどん解体して行きましょう!

画像の様に並べられている洋瓦をどんどん剥がして行きます。

大棟(丸)が止められていた材木『黒く変色』していますね!正体『黒カビ』です。通気性良い資材として使われる瓦屋根ですが、侵入してしまう雨量発生してしまう結露によっては排出が間に合わない場合が御座います。画像材木腐食見られませんが、酷い場合材木腐ってしまいます。

屋根置かれていた平面部等間隔に置かれている瓦棒と言われる細い材木!これらも撤去新しい野地板(屋根下地)敷いて行きましょう!!

その前に、全ての解体が完了した屋根の状態を見てみましょう!!※続けて画像アップします。

元々防水紙剥さず新しい野地板敷いて行きます!

新しい野地板屋根全体敷き終えたら、今度は新しい防水紙敷いて行きます!。

屋根工事において、一番重要と言われているのが『防水紙』施工する段階になります。

どんなに素晴らしい屋根材使用したとしても、防水紙をちゃんと施工していなかった場合には必ず雨漏りします。

この状態で雨漏りはしません!!

屋根工事をする際は、同日解体⇒野地板⇒防水紙!この工程迄必ず終わらせます。

もし、とてつもない大きさの屋根だった場合は?

まず半分だけ解体⇒野地板⇒防水紙作業行い翌日残り半分作業をします。

『防水紙』までの作業重要性理解して頂けたでしょうか?

工事終わった後も、屋根材雨漏り支えてくれている訳ではありません。

雨漏りから守る為良い屋根材使用する訳では無く防水紙守る為良い屋根材使用すると考えても良いと思います。

カラーベスト等メンテナンス怠る極端痛みやすい屋根材に関しては、知らず知らずの内に防水紙へのダメージ大きくなってしまいます。

カラーベストや瓦屋根等と金属屋根の違いを簡単に御説明!!

①カラーベスト※別称コロニアル等:屋根材表面で処理(撥水)しきれない雨水を吸い込みます。吸い込んだ雨水を防水紙上部に掃き出し勾配(角度)によって雨樋に排出。新築~9.10年程度はカラーベストの焼付塗膜が生きているので上記の様な状態は起こりにくい現象ですが、メンテンナンスを怠り表面塗膜の機能を失うと、上記説明の様な状態が発生します。よって、防水紙は傷みます。

②瓦、洋瓦等:元々屋根の繋目に隙間が生じています。通気性を確保する為に設けられている隙間になるのですが、強風の吹く雨天の際等にはその隙間から雨水が侵入します。大棟(丸)と言われる部分に使用されている『漆喰』が劣化により抜け落ちていたりすると、強風で無くても瓦屋根下側に雨水は侵入します。侵入した雨水がどの部分を通過して外に排出されるのかと言うと『防水紙』の上を雨樋に向かい流れて行きます。

なぜ?防水紙が痛むのかと言いますと!

防水紙へと辿り着く水分の量多い方が痛みますアスファルトシングル等防水紙屋根材隙間がほとんど有りません太陽熱によって溶けたアスファルト防水紙接着し、粘着力により止められています。結果、雨水侵入しないとしても『結露』に対する対応が難しくなっています

屋根材選び方とても難しいですし、新築の際に拘りを持って選ぶべき部分では無いと考えます。

しかし、家族安心出来る生活一番守ってくれているのは屋根外壁です!!

意味を知る事で考え方が変わると思いますので、御参考にして頂ければと思います。

御縁有り弊社施主様住宅リフォームをさせて頂く事になりましたら、細部までの御説明をさせて頂きます。

お気軽に御相談下さい。何卒、よろしくお願い申し上げます。