雨漏り⇒木部腐食や白蟻!

2023/05/04

お世話になっております。

㈱湘南工務店、代表取締役の髙石です。

5/3(水)、本日は先日のブログ『雨漏りに関して…』に続き、雨漏りから発生する厄介な事に関しての投稿をさせて頂きます。

先日は、柱部分に関しての雨漏りを投稿させて頂きましたが、雨漏りは様々な箇所で発生いたします。

弊社では、雨漏り箇所の特定等をしっかりと行い、果たして塗装をしても長持ちさせる事が可能なのかを調べます。

投稿させて頂く画像のお宅も、塗装工事を御希望されておりましたが、調査の結果とんでも無い状態が発見されました。

調査を行い、水分密度が高そうな部分の外壁を解体した結果、構造用合板(外壁下地)が雨水でビショビショに濡れてしまっているだけでは無く、白蟻の住んでいた巣が発見されました。

白蟻の生体は現在確認出来ませんでしたが、構造用合板の表面に土の中にある様な蟻の巣が確認出来ると思います。

もちろん、画像の様な箇所を手で押してみると!

簡単に穴が開いてしまいます…

もし、塗装工事を施工してしまっていた場合、画像の様な腐食には気付く事は出来ません。

外壁表面のちょっとした異変を塗装により見えなくしてしまうからです。

下地木部の腐食は進行し、白蟻も住居に住み続けます。

10年以上の耐久があると説明されて行った塗装も、下地がこの様な状況ですと2~3年で剥がれて来ます。

結果、画像の住宅は塗装工事が不可能と判断し、外壁サイディングの張替を行う事になりました。

一度外壁を剥がしませんと、白蟻に食べられた木部を修繕する事が出来ません。

予防策としては、5年毎に『白蟻消毒』を行う事と、住宅の『定期点検』を欠かさない事だと思います。

建元さん等で行う定期点検は、主に外部のみの定期点検がほとんどですが、正直意味は有りません。

正確な情報を正直に伝える事は実はあまり無いんです。

住宅はとても高い買い物です。2000~3500万円が平均的な価格となっている住宅が約10年程で酷くなっている事を正直に伝える事をしないのが現状です。

施工保証は2年が限界で、10年保証は『躯体や地盤』等を示しています。

御自身の住宅をじっくり見る事も少ないでしょうし、見た所で分からないのが当たり前です。

外部の雨漏り等は、発見が難しい箇所とされています。

しかし、どんな雨漏りにも理由が御座いますので、『定期点検』は欠かさず行う様にして下さい。

正直な意見と、正確な情報を得る為には、建てた側では無く、外部に御願いする方が宜しいと思っております。

弊社では、住宅の点検は無料で行わさせて頂いております。

外部だけでは無く、内部はもちろん、水廻りの点検も行わさせて頂きます。

現在の御自身の住宅の状態を知る事はとても大切な事ですので、お気軽にお声かけ下さい!