お世話になっております。
㈱湘南工務店、代表取締役の髙石です。
5/7(日)、本日は先日から引き続き投稿させて頂いております『雨漏り』に関しての記事になります。
『柱』部分や『外壁裏』部分の投稿をさせて頂いたのですが、御自身の住宅を確認して頂く際に、『この場所を見て』と言う場所が一箇所御座います!
雨漏りしているかどうか?の確認が御自身で出来ます!!
画像のお宅の場合は、〇で囲まれた部分から雨水が入り、矢印の方向へとゆっくり流れて行きます!
先日のブログで、雨水と重力の関係を簡単に御説明させて頂きましたが、その原理です!
雨水が入り込んでいる場所から、最終的に『3m』近く離れた場所が到達点にとなります。
雨水が到達した箇所はどうなるの?
画像の様な状態になってしまいます…
軒天に使われている白い資材は『珪酸カルシウム板』と言って、水に物凄く弱い資材となっております。何故?水に弱い資材が使用されているか?
軒天に雨水があたる可能性は少ないからなんです!
画像のお宅の場合は、屋根勾配が『4寸』位有りますので、風速が強い時には雨水があたる可能性が御座いますが、それでも『20m以上の強風』が吹かなければ問題は御座いません。
軒天は、基本的に『地面』と『平行』になっている事が多いので、雨水が当たる可能性は考えられません。
先日のブログで、柱が雨水によって腐食した画像を添付させて頂きましたが、上記画像の部分の木部が完全に腐食した後に、柱部分へと雨水が落ちて行く事が多いです!
軒天の黒いシミ!!
本当に注意して下さいね!
画像のお宅は、軒天を剥がした際、下地木部は完全に腐食しておりました。
あまりにも画像が酷いので、添付は控えさせて頂きますが、木が木では無くなってしまっている状態でした。
どこかに点検を頼んだ場合の良く言われる注意事項!!
『吹き溜まりになっているので、埃が付着しているだけですよ!』
上記の回答には十分注意して下さいね!注意が何故必要かと言うと?
『初期症状だと雑巾等で拭くと落ちる!』
一見綺麗になったと思いがちなのですが、水分が多く滞留している所に繁殖した『カビ』何です!
掃除すれば簡単に落ちますが、また必ず同じ場所に同じ汚れが出てきます!
画像のお宅の場合は、水分が一箇所で滞留する事無く、一番下部まで流れていますが、基本的にどこかで滞留します。
屋根からの雨漏りだけが原因?
そうとは限りません!破風板から雨水が入り込んだ場合も御座いますし、電線を止めている部分から入る事も御座います。
一箇所の問題から、大きな修繕へと繋がってしまう事が御座いますので、住宅点検は定期的に行って下さいね!
弊社では、住宅の無料点検を実施しております。大切な我が家の事をもっと知って頂ければと思っています。お気軽に御相談下さい!