お世話になっております。
株式会社湘南工務店、代表取締役の髙石です。
2024/7/22(月)、本日は昨日/一昨日と投稿させて頂きましたお宅の『雨漏りの原因』及び『修繕方法』に関しての投稿をさせて頂きます。
雨漏り発生は様々な場所から起こります!!
今回の投稿は、雨漏りの一例を上げさせて頂きます。参考にして頂けると幸いです(*’▽’)
※既存雨漏り原因箇所
さて、どの個所から雨漏りが発生するのでしょうか?(;´・ω・)
※木材は新しい外壁を張る為の下地(胴縁)となります。作業工程上弊社が新たに取り付けた物となります。
正直、画像を見ただけでは分かりませんよね!!
青いマーキングの部分より、赤いマーキング部分の方が高くなっているのが分かると思います。
雨は壁に当たった際にどの方向に流れてしまうのでしょうか?(;´・ω・)
青ペンでマーキング書きましたので分かりますね!下に流れます( ;∀;)
つまり、段差になっている部分に少しでも隙間が出来ていると、壁の内側に雨水が流れ込んでしまいます。今回の雨漏りの原因としては、上記画像が大きな理由の一つとなります。
何でそんな形に作ったんだ!
…と思われる方も多いと思います。正面から住宅を見た際に『への字』になっている屋根の形を見た事があると思います。以前もブログにて投稿させて頂きましたが『八切(やぎり)』と言う部分となります。
『漆喰(しっくい)』等が壁材として利用されている建物が多いですが、今回は『モルタル左官』で外壁が仕上がっています。
話を戻して、では何故?そんな形に作ったんだ?の答えは…昔の日本は天候が比較的落ち着いていて、現在の様なゲリラ雷雨等の豪雨強風が台風の時でさえ少なかったからなんです。
『軒』と言われる屋根がはみ出た部分さえ確保していれば『軒』に近ければ近い程雨は外壁に当たらなかったんです!!天候の変化により、雨が当たりにくかった箇所に当たってしまう…そんな理由から雨漏りが発生する事も多々あります。建物の劣化も原因の一つですが、理解していれば最初から雨漏りする様に何て建物を作りませんよね(;´・ω・)
しかし、環境が変化してしまった場合は仕方がありません。
私が経験した自然環境の変化以外での雨漏り発生の一例は…
目の前にあった三階建ての住宅が解体されて、陽がとにかく当たる様になったと喜んでいたら、雨も沢山当たる様になって結果雨漏りしてしまった。
漫画の様なお話だと思いますが、実際にあった一例となります。
どの様な事が原因で雨漏りが発生するか分かりませんので、マメに住宅点検をして頂く事が被害を受けずに対処出来る方法の一つだと思います。
さて、今回の修繕方法は新しく壁を張ってしまう方法がコスト的にもベストでしたので、サイディングを張らさせて頂きました。
既存外壁との高さも同じになり、接続部分には雨押え役物が入っておりますので、雨漏りはしません。
ただ雨水が入り込むだけが雨漏りの恐怖ではありません。侵入した雨水が木材を腐食させてしまう事が本当の恐怖です。ちょっと変な部分に気が付いたら、躊躇う事無く住宅点検を行う様にして下さいね( `ー´)ノ
住宅無料点検を御希望なら、お気軽に弊社に御相談下さい。
何卒、よろしくお願いいたします。