お世話になっております。
(株)湘南工務店、代表取締役の髙石です。
2024/4/6(土)、本日は平塚市で施工させて頂きました『雨漏り箇所確認作業』に関しての投稿をさせて頂きます。
2024/3/29(金)の大雨・強風による被害となります。
このお宅に限らず、今回はかなりの御連絡を頂きました。
最大風速13mに対して、降水量も多かったですからね…傘をさして出歩くのも辛い状況でした。
雨漏りしてしまった箇所は、1F和室掃き出し窓の上部からの雨漏りとなります。
どこから雨漏りをしているのか?
特定する事はとても難しい作業となって来ます。
室内壁や天井等を開口する方法や外部からの散水検査等が御座いますが、今回は『天井開口点検』を行わさせて頂きました。
天井を丁寧に開口し、余計な部分を傷付けない様に作業します。
天井の開口が完了したら、目視で『水の通り道』を探します。
『水の通り道』とは…?
雨水が住宅内に進入する場合は、必ず『屋根の内側』や『壁の内側』に進入します。柱・間柱・梁・胴差等の様々な材木で建てられている木造住宅ですが、『木』は人間の目視では確認出来ない位の凸凹が多少なりとも存在します。材木表面の一番低い部分を水は流れるのですが、一度水が流れると水分を吸収した事により流れた部分が更に凹んでしまいます。結果、雨漏りする箇所は常に同じ場所で発生する事となります。『木』だけではなく、天井裏に配線された『電気配線』をつたって雨漏りする場合も多く御座います。その他にも沢山理由は御座いますが、本日の説明はここまでとさせて頂きます。
では、今回の雨漏りはどこから発生していたのか?
画像は畳を上げた状態になるのですが、下部分を見て頂くと『雨染み』が発生している事が確認出来ます。
ベランダ壁際の防水部分とサッシの雨押え部分…
その部分が今回の雨漏りの原因となっておりました。
原因が分かって、弊社担当も安心しておりました。このお宅に住まれている施主様は、後3年程で娘さんのお宅で同居をなさるとの事でしたので、費用を掛けず住まれている間に雨漏りが発生しない様に応急処置をさせて頂く事になりました。
これから長く住む事を考えたら、完全に雨漏りの原因を無くす作業が必要になります。
建設業に携わっていたとしても、気が付く事の出来ない住宅内の『雨染み』は存在します。
家の中に誰が見ても分かる程の水が出て来る事が雨漏りだけでは御座いません。
住宅は経年の度に劣化をしています。
住宅の点検はマメにして頂く事をお奨めさせて頂きます。
弊社は、住宅の無料点検を常時行わさせて頂いております。
気になる事が御座いましたら、お気軽に弊社に御相談下さい。
何卒、よろしくお願いいたします。