お世話になっております。
(株)湘南工務店、代表取締役の髙石です。
9/19(火)、本日は水回り製品の故障と危険について投稿をさせて頂きます。
製品故障から、どの様な危険が発生してしまうのかを考えてみましょう!!
昨日、弊社お客様から一本の連絡が入りました。
※内容
IH(キッチン)の電源を入れるとブレーカーが落ちてしまいます。
少し前はグリル(魚焼き機)を使用するとブレーカーが落ちてしまっていたのですが、現在は電源を入れるだけでブレーカーが落ちてしまうとの事でした。
上記内容から考えられる事は何なのか?
製品の故障、もしくは電気配線の漏電!!
故障の場合は製品を交換すれば平気なのですが、漏電の場合は住宅の火災にも繋がりますので心配です。昨日の日中に連絡を頂き、確認へと向かいました。
調査を行った所、製品の故障でしたので安心しました。
もし、漏電が発生していた場合は電気配線を交換しなくてはなりません。
とにかく、発見が早くて良かったです。
平成25年にシステムキッチンへの交換を行わせて頂きましたので、ちょうど10年で故障しました。
使用頻度にもよりますが、平均的に10年位で故障する事が多いです。
今回はIHコンロだったので、故障されていては困る部分となります。過熱が行えないと食事を作る事が出来ませんからね!大体の方は修繕を急ぐと思います。
しかし、使用頻度が少ない住設機器製品等に関しましては、まだ良いだろう!と放置をしてしまう事も御座います。
例えば…良くある話ですと「食洗器」が挙げられます。
故障なのか?それとも漏電なのか?
どの様な状態なのかを調べずに、使わず放置している事が多いイメージが御座います。
電気器具等を指しても使えないコンセントパネル…
とても注意が必要です!!
なぜ注意が必要なのか?
電気配線は、壁裏や屋根裏等の生活している中で目にする事の無い部分に配置されている事がほとんどです。埃も溜まりやすく、冷暖房器具を使用すると上記箇所には結露が発生します。
ネズミ等の害獣が配線のカバーをかじってしまい、銅線が露出してしまうケースも御座います。
何かのきっかけで発火する危険性が御座いますので、製品故障に関しましては敏感になって頂ければと思います。
2022年!火災の原因ランキング!
1位 たばこ 件数 3,402
2位 たき火 件数 2,764
3位 こんろ 件数 2,678
4位 放火 件数 2,333
5位 電気機器 件数 1,816
6位 火入れ 件数 1,640
7位 放火の疑い 件数 1,555
8位 電灯電話等の配線 件数 1,473
9位 配線器具 件数 1,354
10位 ストーブ 件数 1,091
火災の主な原因として、上記の様なランキングとなっております。
5位、8位、9位…住宅に必ず使用されている物ですね。
配線は、目に見えている部分だけに有る物だけでは御座いませんので、故障が発生した場合は隠蔽された配線への意識を向けてもらえればと思います。
まだまだ暑いですが、これからは大気が乾燥する冬が参ります。
火災の原因に繋がりやすい季節にもなりますので、気になる事が御座いましたら必ず調査を行う様にして下さいね!!
故障等が無い場合でも、漏電の検査は行う事が可能です!!
10年、15年、20年…築年数のこの様な感覚で漏電検査が行えればベストですね!!
何かお困りの事が御座いましたら、お気軽に御相談下さい!!